これからの時代、「FIRE」ではなく「FIRA60」という新しい文化が流行りそうなので、ここでも共有します。早くなくてもいいから60歳前後でリタイアして老後に備えようぜっ!ていうノリ。個人的には、サラリーマンでも幸福度の高い人生を設計可能かつ、FIREより実現性も高いのでオススメ。 pic.twitter.com/DtSEcKzzey
— チェヨペガ@米国株投資ブロガー (@chaeyounginvest) August 9, 2022
FIRA60というワード、意味を調べて吐きそうになりました。
F:Financial
I:Indipendens
R:Retire
A60:Around60
FIRA60とは60歳前後で会社員から脱出しようという概念
と思った人は少なくないと思います。
よくもただの定年退職にFIRA60なんてワード作ったとそのセンスに感心しましたよ。
この記事を読んでほしい人
- FIRA60という言葉をSNSで見て驚かされた
- 遅くてもいいからいつかはリタイアしたいと考えている
- お金が貯められないので経済的に長い目で見た人生設計をしたい
僕はFIRA60なんて言葉、あってはならないと思ったのですが今後、このFIRA60を目指す人が増えていくんじゃないかとも思いました。
今回はFIRA60について書いていきますが、これを読んでいる意識の高い人はきっとFIRA60よりも早くリタイアできるはずです。それではFIRA60を紹介していきます。
60歳代の金融資産の中央値はたった810万円
1.1 60歳代世帯「金融資産保有額」(※金融資産を保有していない世帯を含む)
・平均:2427万円
・中央値:810万円
わずか810万円です。
平均寿命が80歳前後と考えると60代からすると20年程度あります。
単純計算で年間40万円、月にすると3万円程度です。少なすぎませんか?
2.1 国民年金の平均年金月額
・60~64歳 4万2306円
・65~69歳 5万7502円
2.2 厚生年金の平均年金月額
・60~64歳 7万5922円
・65~69歳 14万3069円
厚生年金をもらえる会社員でも月20万円以下しかもらえません。大病に罹ったり、急な出費が必要になったら年金だけでは足りません。
加えて、国民年金しかもらえないとなると年金だけで生活費を賄うのは不可能でしょう。
こう考えると、60代以降も労働をして稼ぎ続けないと生活が苦しいのがわかります。
今後は60歳前後で働かないで生きていけるFIRA60が理想と考えられるようになるのもわからないでもないでしょう。
昔は年金だけでも生活ができた
そのなかで2017年6月28日に開催された社会保障審議会の年金数理部会で、厚生年金の年齢層別の給付金額に関するデータが初めて公開されました。そのデータからは、給付金額の最も多かった年齢層が85~89歳で、約17万円でした。
ちなみに、65~69歳の約15万円と比較すると、およそ2万円の開きがあることが分かりました。
年代別で見る年金受給額。現在の若者の老後は受給額は減っていくの?より引用
月あたりざっくり2万円の差が年金受給者の間でもあるわけです。60年前に生まれたか80年前で生まれたかで年間20万円以上の支給額が変わってきます。
僕のような30代が65歳になった時はもっと減っているのでしょうね。もしくは65歳で年金をもらえず、支給年齢引き上げで70歳になっていても不思議じゃありません。
以前は会社員としての平均年収は30年間変わらず、社会保険料などの上昇による可処分所得の減少、消費税もどんどん上がっていき、実質使えるお金は減りました。退職金が1000万円以上もらえていた会社も多くありましたが、今のご時世退職金がないなんてことも少なくなくありません。
現役時代にそこそこにお金を貯めて、退職金をもらえていれば年金だけで生活ができていた時代はありましたが、これからは可処分所得が減りお金を貯めることが難しく、退職金もなく、年金も少なくなる老後冬の時代がやってきます。
FIRA60は受け入れられていく
Around60、60歳前後でのリタイアは受け入れられるでしょう。
なぜなら過半数以上の人は60歳で労働から降りられないからです。
それだけ日本は貧しくなりました。
FIRA60対策と言い、不動産投資を薦める区分マンション業者の広告はちらほら見ます。
30歳そこそこから投資用区分のローンを組んで、頑張って60歳までに繰上げ返済すれば年金がわりに家賃収入が得られると煽って販売しているのです。
実際には毎月赤字が出て、キャッシュフローもマイナス、30年後の資産価値がほとんどない物件を手にしているのです。
60歳でリタイアできるのは経済的な成功を収めた人しか無理な時代がやってくるのでしょう。
FIRA60よりも早くリタイアする方法
- 副業
- 節約
- 投資
まずは副業をすることです。
Uber eatsでもコンビニバイトでもいいですが収入を増やして資産を作ります。
節約をして収入から差し引きした資産を増やします。
最後は投資。投資をして今ある資産、これからの資産を増やしていきます。
高配当株式ETFとインデックスファンドをSBI証券で自動積み立てしています。一度設定してしまえばあとは放置でOK!仕事やプライベートが忙しくても勝手に投資できます。
今買うのがどうかと思うのでしたら、書いたくなった時に備えて口座開設しておくといいでしょう。
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勤めている会社の社則で副業NGなら節約+投資でもいいでしょう。この2つを意識すれば資産は増えます。
特に投資は資産が増えていけばいくほど、加速度的に資産増となります。
最後に
まとめ
- 60歳前後でリタイア、FIRA60という概念が広がる
- 60歳でアガリが目標になる時代がやってくる
- 資産を増やさないと死ぬまでリタイアできない
FIRA60という概念が広がり、60歳でリタイアを目指す風潮になっていくかもしれません。
そうなると多くの人は死ぬまで働かなければならない総人口労働者という時代になるのかもしれません。
少子高齢化が進み、働き手が減っていく中で高齢者の労働力も必要になりますが、果たして自分が60歳になる30年後にまだ働いていたいか?と問われるとちょっと・・・となるのは僕だけでしょうか。
なんなら50歳までも働きたくないと思っていましたし、Twitter上では30代そこそこでFIRE勢だっていますからね。
仕事が嫌いなんじゃなくて、仕事をやめる選択肢を選べないのが苦痛なのです。
貧窮問答歌のような貧しいものとさらに貧しいものばかりになるのではと暗く考えてしまうのです。
貧しくならないために、今から資産を作るようにしましょう。