2020年2月25日、3連休明けで衝撃のニュースがありました。
日経平均が一時は1000円安、要因は新型コロナウイルスの感染拡大ですがついに景気後退がはじまったのでは?という気持ちになった人も少なくありません。
少し前に10〜12が月GDPが年率6.3%減という政府発表があり、新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンドの減少や国内消費の減少が入っていないので、次期はもっと下がっている可能性が高いです。
景気が下がっていくかもしれないと不安になると思いますが、これをみている雇われている会社員ができることとして
- 現金を貯める
- 借金を減らす
- 固定費の見直しをする
- 副業をはじめる
こんなところです。
これからやってくるかもしれない不況時代に個人がどのように対策すべきか今回は1つずつ紹介していきます。
現金を貯める
猫も杓子も米国株インデックスファンドを推している金融機関は多いです。
2020年2月現在では米国株式インデックスファンドが売りやすいので、そういう商品が山ほど作られて、YouTubeの広告でも見るぐらいです。
景気後退の疑いが強まりつつあるにも関わらず、日経平均が大して下がっていないのも米国の指数に引っ張られている部分もあるかと思います。
多すぎる金額を毎月、投資信託を購入しているのならば一度積み立てを辞めてしまった方がいいと思います。
ここ2、3年でインデックスファンドの評価額が急上昇したので買っていないと損という気持ちになってしまっている人、いると思います。
iDeCoの範囲で月2万3,000円、積み立てNISAで月3万3,000円を積み立てて評価額を見ずの気絶投資法ならいいと思うんです。
毎月の手取り給料が30万なのに、手取りの半分の15万円を生活費を削って無理くり投資信託を買うのは辞めておいた方がいいと思います。
景気悪化するとガタっと投資信託の基準価格が下がって、目に見えて資産が急落を目の当たりにすると手放したくなったり、最悪、仕事に手がつかなくなり本業にも影響を与えることがあります。
そんな難しい相場なら、今は最小限の積み立てにして、現金比率を増やすのが精神の安定にもつながっていいと思います。
借金を減らす
ローンも含めるかは個人の判断に任せますが、現金を増やすのと同様に借金は減らすべきです。
そんなの当たり前や!と思うかもしれません。
金利が高いし、借金があって得することなんて1つもありませんからね。
借金をなんですぐに減らす行動を取らなければいけないのか。
景気が下がるとリストラ、失職する可能性が上がるからです。
そうなると毎月の返済がままならず、生活費の工面すらできなくなります。
失職は免れても大幅減給があるかもしれません。
僕の前職ではリーマンショック後、管理職は役職手当の全額カット、全従業員のボーナスの2/3カットされました。
年収にして相当下がったと思いますが、僕はその時新入社員だったのでどのくらい下がったか自覚はしませんでしたが、中間管理職だった先輩は200万円程度年収が下がったと聞きました。
今の手取りをベースにして、借金の返済と生活費を計算しているなら、今後の景気悪化次第で給料が下がるかもしれないので今のうちに借金は返せるだけ返すべきと思います。
生活費を削っての返済はしんどいし、つらいし、みじめです。でも、生活もままならない未来の方が怖いです。
親、兄弟に頼れる状況だったら負担していただいて減額も検討した方がいいかと思います。お互いかなり辛いですが・・・。
固定費の見直しをする
30代で年収1000万円はかなり難しいですが、貯金1000万円はそこそこ頑張れば達成できます
↑の記事でも書きましたが大きい固定費を下げることです。
家賃や携帯電話料金のような毎月かかってくる費用ですが一度の手間で安くしてしまえば、そのあとの努力の必要がなく自然と節約できます。
特に家賃、務めている会社に通える場所に実家があるのなら実家に帰って家賃をゼロにするのが一番手っ取り早いです。
僕のような地方出身者は会社の寮、シェアハウスなどを活用するのもいいでしょう。
プライバシーはありませんし、先輩がいたり、嫌いな人と共用部分を一緒しなければならないこともありますが、ワンルームマンションを借りるよりも初期費用、家賃ともにかなり抑えられるので検討してもいいのでないでしょうか。
副業をはじめる
本業以外にも収入を増やすのもいいです。
ここまでは節約する、固定費を減らす、現金資産を持つといった守りの要素ばかりでした。
いくら収入が多くてたらいにたくさん水が入るとしても、蛇口が開きっぱなしで水が出続けているとたまるものもたまりません。
まずは消費、支出を減らすミニマムな体質にすべきです。
体質改善の上で、本業以外の収入源があるとより一層資産が増えていきます。
では、どんな副業があるかというと
- 動画制作
- プログラミング
- ライティング
- アフィリエイト
- 物販
- ハンドメイド
- ポイ活
ざっと思いついたところでこんなところです。
個人的に、コンビニバイトのような時間拘束で時給なんぼだと、収入の上限があらかじめ決まってしまいますし、何より隙間時間でできません。
Uber eatsもそうですが本業を終えてからの肉体、精神労働になると健康を害することもあるのであまりオススメできません。
本業でがっちり安定した収入と、別口で不安定でも収入が青天井、成果報酬の仕事という組み合わせがいいかと思います。
副業、何したらいいのかわからないという人は、まずはポイ活(ポイントサイトで稼ぐ活動)からはじめてみたり、クラウドワークスやランサーズで誰でもできる簡単なライティングから初めてみるといいかと思います。
即効性が高いのは物販、せどりで初月から3万以上稼ぐ人も少なくありません。
YouTubeにもせどり動画が多数あるので、参考にしてみてください。
今後、本業以外の収入を自分で作り出すのが珍しくない、そんな時代がやってくると思います。
副業をはじめてみて、自分でお金を稼ぐには何が向いているのか考えて行動してみるのもいいかと思います。
少額でも稼げると、これがダメだったから次はこうしよう、など楽しくなってくると思います。
最後に
なんだかんだ言っても、現金を持っている人は強いです。
自分の能力ではないどうしようもない状況、業界が冷え切って会社が倒産したら、どんなに有能な人だって無職になるわけですからね。
最悪な事態に備えて、今のうちからリスクの高い投資は控える、現金の比率を高めておきましょう。
目安は半年ぐらい収入がなくても生活できるくらいの現金は持っておいた方がいいと思います。
仮に失職したとしても、半年があれば何らかの仕事に就ける可能性が高いからです。
1ヶ月先までの生活分のお金しかなければやりたくない仕事でも、すぐに就職しないといけなくなるのは不本意ではありませんか?
増税、新型コロナウイルス拡大で直近で景気悪化しなかったとしても、そう遠くない未来で景気が下がる可能性は低くありません。
今のうちにしっかり準備をして、来るべき景気の波に飲み込まれないようにしましょう。