新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞、飲食、観光、製造業などなど、一部業態を除いて、ほとんどの企業の売り上げ、利益は下がると見込まれています。
コロナショック以前、加えて消費増税前はキャリアがなくとも、人手不足もありそれなりの待遇で就職できたり、フリーランスにも仕事が降ってきていました。
コロナ自粛以降、ものの数ヶ月で経済が急速な悪化をし、先行きがまったく見えない時代に突入したのです。
若年層の今後の予測
- 非正規雇用の増加
- 企業のブラック化
- 絶望した若年層のニート増加
今回は経済悪化に伴い、ニートは増えます。
個人的には親の金があればニートしていても問題ないと思いますし、あと、不動産オーナーしているご実家とかですね。
ただ、日本全体が貧乏になっている中で親の金に頼っていけない人も少なくありません。
今回はそんな厳しい未来が想像できる若年層のニートの増加について書いていきます。
10年前のリーマンショックの時はどうだったか
僕が就職活動をしたのが2009年、まさにリーマンショック直後です。
前年までは僕が通っていた偏差値50くらいのFランク大に片足を突っ込んだ大学でも働き方改革済みの大手企業に入社していく人がたくさんいました。
一方、僕が就職した2010年ですが大した学歴にならない私大文系は内定率が著しく落ちました。
ゼミの友人は卒業式前日まで就職活動をしたものの、内定が出ませんでした。
その後、2年間公務員試験の勉強をしましたが公務員になれません。
保険会社の営業マンになったものの体育会的労働環境が合わずに1年続かず、転職しました。
今は介護施設の事務職をしていますが待遇と人間関係の悪さに転職活動をしている最中と聞きます。
彼は真面目だし、それなりに仕事を処理する能力はあるのに時代が悪くて、30歳を超えた今でもくすぶっている根源にあるのはリーマンショック後の新卒採用の悪さが関係しているからだと思います。
景気悪化して求人が減ると、本来就職できていた中間層ちょっと下くらいからバッサリ切り捨てられます。
特に私大文系で偏差値40そこそこくらいの微妙な大学に通っている学生は死を覚悟してください。
新卒求人数は減少する
一部業界を除いて、求人数が減少します。
主要100社ですら新卒採用を減らす企業があるので、中小零細企業はもっと悲惨です。
国内外含めて全ての産業がストップしています。
正直言って、仕事がなさすぎて、今ですら人あまりになっている職場も少なくありません。
さらに、売り上げが下がると会社にある現金が減っていきます。
人があまっていて現金が少なくなっている中で、戦力になるまで時間とお金がかかる新卒をとりますか?そういうことです。
雇用の調整ができる派遣と安い人件費で使うブラック企業が増える
景気の動向が下がるのはわかっています。
景気悪化が微減なのか地獄坂を転げ落ちるように激下がりになるかのその幅は読めません。
景気が微減で済めば今の社員を抱えられますが、想像を超える大不況になった場合は人件費を大幅削減しなくてはならなくなります。
正社員を解雇するのは難しいので、言葉は悪いですが簡単に切りやすい派遣社員を雇用の調整弁に使うのがリーマンショック同様に増えてくるでしょう。
派遣社員が去って、残された社員も安泰ではありません。
派遣社員が抜けたことでできた仕事を分担して残った社員が取り組むことになるのですから、1人あたりの仕事量が増えます。
残業代が請求できればいいですが、今日び、裁量労働制であったり、中にはタイムカードを定時で切らせてサービス残業も横行すると思われます。
景気悪化すると同じ待遇で転職先を探すのも難しくなるので、こういうサービス残業のような横暴な要求にノーがいいづらくなるのも容易に想像がつきます。
時代は働き方改革と逆行していきます。
絶望した若年層のニート化
安定した雇用が与えられず、もしくは、低賃金の過重労働に絶望してニート化が増えると思われます。
景気が悪くなると、雇用する側が圧倒的に強くなります。
その人がいなくなったとしても、採用募集すればすぐに優秀な人が集まります。採用できます。
特にスキルがあまりなく、社内外の関係性が弱い新卒もしくは第二新卒くらいの社員の待遇がよろしくなくなるでしょう。
かといってノースキルで1年も働いていない社員をポテンシャル採用する企業も少なく、絶望の先のニート化が増えるのかもしれません。
氷河期世代は非正規雇用を大量に生み出し、20年近く経った今でもその影響は大きく残っています。
リーマンショックと異なり、経済が全てストップした代償がどの程度の景気悪化につながるのか、考えるだけで恐ろしくもあります。
今やれること
最初にも話しましたが、ニートをやっても問題ないなら別にかまいません。
働くのが美徳とは思いませんし、親が資産家でその資産で食っていけるんならいいじゃないですか。
でも、そうじゃない人、僕のように親が裕福でもなければ、ニートの僕を未来永劫養っていけないので僕も就職するに至りました。
個人で生きる力をつけろ。
ブログ書け、noteを販売しろと煽る人がいますが、決して鵜呑みにしてはいけません。
コロナショック以降、ブロガー、YouTuberの広告料収入は激減しました。
所詮、ブロガーもYouTuberも社会の余った部分で食わせてもらっているにすぎません。
それならば、現行のルールに則り、とりあえず新卒で就職するのに有利な条件を揃えましょう。
特に僕が卒業したようなFランクに片足突っ込んでいる偏差値50弱くらいの私立文系だと
- TOEIC
- 簿記2級
- 基本情報技術者
英語・会計・ITあたりの資格を狙っていくのがいいと思います。
資格があっても面接での加点が大きいのですが、この手の資格があれば他の学生より一歩リードできることには違いありません。
何より資格に受かって就職活動をはじめられることは自信にもつながります。
コロナ時代で外出できなくても、オンラインで資格の勉強ができます。しかも、様々な資格の勉強が定額でできるオンスク.jpというサービスがありますので下記ご覧ください。
最後に
まとめ
- 景気悪化で新卒採用現象
- 労働環境悪化
- ブロガー、YouTuberなどの広告収入激減
- 若年層ニートは増加するかもしれない
本来、就職できるはずの人が就職できず、ブラック企業にいくことになったり、時給1,000円そこそこの仕事にしかありつけない未来に希望を持てますか?
働けど暮らしが楽にならず、貧窮問答歌のようなことが令和で起きる中で僕らができることは、今ある環境で耐え忍ぶしかありません。
今回は若年層ニートが増える絶望を元ニートが書きましたが、次回は会社員が大不況時代に行く抜く心がけについて書いていきたいと思います。