4浪相当までなら就職活動で影響がほとんどないですよ、ただし大手企業を除く!
ニートやひきこもりをしていても、大学を1回挟むと黒歴史を消すことができる新卒切符の素晴らしさを記事にしました。
この記事が結構読まれていまして、一方で「大学 20代後半」「大学 30代から」といったワードで検索して飛んできている方が結構います。
そんな年齢で漏れてしまった20代後半〜30代半ばまでのニート、ひきこもりの方がどうすればいいのか僕なりに考えたのとニート仲間の実例を出しながら紹介していきたいと思います。
20代後半〜30代で大学にいくべきでない理由
まず、なんで4浪相当以降で大学にいくべきでないのか理解してもらいたいので書かせてもらいます。
割に合わないからです。
というのも、20代半ばまでなら新卒扱いされます。
ノースキルノーキャリアでも将来性を見据えてのポテンシャル採用です。
しかし、20代後半以降になると途端に経験者としてのキャリアが要求される会社が多いです。
なんなら、部下、後輩をマネージメントした経験を求められることすらあります。
未経験雇うなら若い方が覚えてもいいし、そもそも20代後半で主任くらいになっていたら部下が年上だと使いにくいというのもあるんだと思います。
2019年現在、日本企業はフラットではありませんのであきらめましょう。
ですが、20代後半だからって悲観することもありません。
一部の入れ替わりの激しい営業系の会社やベンチャー企業など若手ばかりの会社を除けば、平均年齢が40歳以降という会社がほとんどだと思います。
中山のいる企業でも2、3年前までは平均年齢50歳超えていて、後輩が入ってくるまでの4年間はずっと一番若かったです。
20代後半や30代半ばくらいなら部署で一番の若手となる会社が多いですし、そもそも人材不足もあってか求人を募集しても来ないなんて話も聞きます。
何がいいたいかというと大学で4年かけて効力のない新卒切符と歳を重ねるよりも、一番若い今、どこかの会社に拾ってもらう方がコスパがいいということです。
ブラック企業しかない
いち早く就職せよ!といいましたが、まあ、そんなに甘くありませんよね。
世の中、口を開けて待っているブラック企業ばかりです。
高収入高ノルマの不動産営業や、休日がなく長時間働かされる飲食店とかニート、ひきこもりにはちょっと厳しいです。体育会系な風土も多いので合わないと思います。僕なら秒で逃げ出しますね。
まともにハローワークに行くとブラック企業に行き当たる確率が高いので、ここからは一手ずつ慎重に進めていく必要があります。
大丈夫、条件をゆるめていけばブラック企業じゃない会社もたくさんあります。
精神疾患があるなら治療する
早く転職せよ!といいましたが、まず精神的に人と会って話するのが難しい等々、精神疾患を抱えているのならば、まずは病院にいって専門家のアドバイスを受けてください。
無理に焦ってがんばりすぎると悪化させて、以降の人生も引きずり続けていくことにもなりかねません。
うつ病の方向けの就職支援もありますので、まずは治療を受けて医師に活動の承諾を受けてから活用してみるのもいいかと思います。
家族、親戚をアテにする
家族、親戚が働いている会社に縁故就職させてもらうのが一番いいと思います。
なんといっても今の自分の状況やキャリアやスキルがないことを知っているので、本人にとっても続けやすいです。
地元の友達のM君ですが大学を出てから就職したものの人間関係に悩まされて退職、専門学校に入ったもののそこでも馴染めに退学、うつ病になりニート生活を2年続けてM君が27歳のときに家業の自動車整備工場を手伝うようになりました。5年経ちましたが今でも家業の整備業を続けているとのことです。
僕と同じ大学を卒業したT君、大学4回生で就職活動を一切せずに卒業を迎えました。そのあと3年ニート、半ひきこもりを続けて外出するのはゲームセンターのみという生活でした。T君の父の知り合いに焼き菓子工場に勤めている人がいて、焼き菓子職人さんが定年退職するとのことで入れ替わりで入社、今では資材の発注から客先対応までする職場のリーダー的な存在になっているようです。
このように家族、親戚に働きたいと伝え、アンテナを張ることでニート、ひきこもりから脱出したケースは多くあります。
そもそも、家族や親戚に今のコイツ、そのままにしていたらヤバいというのも伝わっているからこそ親、親戚がなんらかの仕事を一生懸命探してくれるというのは結構あります。
問題として、家族、親戚に大きな恩を受けることでプライドを傷つけられるかもしれません。家族、親戚と折り合いが悪いと就職のお願いもできませんからね。
でも、ニート、ひきこもり以外でも縁故就職する人を見てきていて、今もその会社で働いているケースが多いです。働きたいアピールをすると何かに引っかかる可能性があります。
就職支援付きのプログラミングスクールに通う
それでも、家族にも就職先を紹介してもらえない。でもブラック企業は嫌だ。わかります。僕もブラック企業は死んでも嫌です。
ならば、プログラミングスクールに通いましょう。
2019年現在、エンジニア不足なのでプログラミングを覚えて就職するのもいいかと思います。
僕も今、プログラミング学習中ですので様々なプログラミングスクールを調べましたが、就職支援サービスをしてくれる会社が多くあります。
プログラミングスクールにもよりますが、離職率の高い企業に生徒を送り込むと悪評が立つのもあって、ある程度のスクリーニングがされているとも聞きます。
僕はCodeCampでプログラミング学習していますが、ネットを介してマンツーマンでレッスンしてくれるのでモチベーションを保ちやすいです。
未経験のエンジニア転職支援がついているCodeCampGateでは未経験から最前線で活躍するエンジニアを目指す為のサービスで基礎学習を2ヶ月、実践開発を2ヶ月で即戦力を目指す計4ヶ月のコースです。
また、後半2ヶ月においては専属のエンジニアメンターと二人三脚で学習を進めていきます。
開発環境の構築やチーム開発など現場に即した経験や、転職活動における推薦状作成等幅広いサポートを受けることが可能です。
業種縛りで転職サービスを利用する
家族・親戚には就職してもらえそうにないし、エンジニアになってプログラミングする自信がないという人もいると思います。むしろ、そういう人の方が多いかと思います。
最後の手段、業種縛りで転職サービスを使いましょう。一度その職種のキャリアを身につければ他の会社に行く選択肢を作ることもできます。
会社の人と接する時間が短いタクシーの運転手、会う人も1回限りで煩わしい人間関係も少ないです。未経験でもサポートしてくれるサービスもあります。
未経験、無資格でも就職できる介護職ももあります。求人が多い業界なので職場と合わないなんて場合も次の就職先を決めやすくもあります。
どんなに良い転職サービスを使ったとしても、会社や部署の人間関係でホワイトにもブラックにもなるガチャみたいなものです。
転職サービスを使うなら、1つのサービス1人の担当だけではなく、様々な人の意見を聞くのがいいと思います。
最後に
ニート、ひきこもりに年単位でなると、人生が2ランク難しくなります。
大学出たばかりの新入社員と違うのは年齢が5歳違うだけで、能力は大して変わりがないのにも関わらずです。
人生なんとか立て直そうとする人に、「今までなんで仕事をしてなかったの?」「ちゃんと働いた方がいいよ」という言葉を面接でかけられたことがありました。働きたいから今面接受けてるんですけどと思うのですが、面接官からするとニートやひきこもりは会社にいれない外側の存在で他人事なんでしょうね。
学校と馴染めなくてひきこもりになったり、僕の場合は学校を卒業して行く先がなくてニート、ひきこもりをしているのがわかると仕事をしない理由を問い詰める言葉を投げつけられて、じゃあ、雇ってくれるの?と何度も思いましたね。
そんな上から目線で接してくる無神経な人らも、ニート、ひきこもりをしていた僕も能力的には大して変わりがないのです。9割以上の人は能力差なんて一定の中に収まって、若干の得意不得意がある程度です。
辛い、しんどい、なんでこんな目にと思います。終わりのない漆黒の闇に思えるのです。
僕も入社した企業で飲み会が終わった後に上司にミドルキックを食らって、くの字にへし折れるくらい痛めつけられた時、心底ちゃんと勉強して良い大学に入って大手企業に就職していればと泣きながら家に帰ったのを覚えています。
腐らず、絶望せずにゆっくりと一歩ずつ進んでいけば、いつかフィットする企業はいずれ見つかると思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。