インデックスファンドを購入しているけど、リバランスってどうすればいんだろう?
最近、長期投資を初めてこの悩みを持たれている方は少なくありません。
リバランスの目的は自分の目標としている資産配分に調整することです。
同じ金額分買った株価が半年で3倍、債権が半分の価格になると、6倍の差になる歪さを調整によってポートフォリオの資産リスクを戻してあげたほうがいいと言われています。
リバランスのやり方
- 値上がりしたアセットを売って、値下がりしたアセットを買う
- 割安と思っているアセットを買い増しする
このどちらかになるわけですが、僕だと今年で考えるならわざわざ値上がった米国株を売って、債権を買う、ゴールドを買うみたいなことはオススメしていません。
その理由として、
- 売買手数料がかかる
- NISA、積み立てNISAの場合は売ると枠が戻ってこない
なんで、年に2回リバランスをするべきかを解説します。
買い増しでリバランスするのがいい理由
割安に仕込んだアセットが値上がりをして、ポートフォリオの割合が大きく変動した場合、値上がりしたアセットを売るのではなく、値下がりしたアセットを買い増しすべきです。
特に、当ブログは高配当米国株を購入してガチニートを目指しているのもあり、売れば手数料がかかりますし、それならばホールドして配当をもらうほうが、配当ニートになりやすいです。
わかり易い例で、株と債権の比率を50%:50%にしたいとします。
(2020年1月)
株:¥100,000
債権:¥100,000
(2020年7月)
株:¥300,000
債権:¥50,000
になったとするならば、債権を買って50%:50%にすればいいのです。
(2020年7月)
株:¥300,000
債権:¥300,000(+¥250,000入金)
この例はかなりシンプルですが、ざっくりポートフォリオを把握しておいて、この資産をもうちょっと買い増ししてバランスを取ろうぐらいでもOKです。
リバランスのための買い増しは7月、12月にしよう
ボーナス時期にアセットの買い増しをしましょう。
余剰資金のボーナスを用いてのリバランスだと、精神的に楽だからです。
こういう投資ブログを見ている人は毎月、ギリギリまで入金して株や債権、仮想通貨を購入している人も少なくありません。
僕自身も10万円オーバー、毎月様々な投資商品を買っていますからね。
その状態でさらにリバランスのための追加入金となると、楽じゃないです。毎月の生活費を切り詰めなければならなくなるかもしれません。
昨今だと、年俸制でボーナスが月給に含まれていたり、コロナでボーナス自体がないなんてこともあります。
金銭的に厳しい場合は無理してリバランスしなくてもいいと思います。余裕が出たときに少しずつ買い増すぐらいで問題ありません。
割安なアセットを買い増すチャンス
リバランスをするメリット
- 金融資産の把握
- 割安と思えるアセットを買い増しできる
日々の保有している金融資産ごとの値動きにより、どれだけの割合なのかきちっと把握できている人は多くありません。
買っている商品が1つ、2つならわかりますが、経費率の変動で商品を買えたり、その時のトレンドに合わせてファンドを買えたりしていると、より把握が困難になります。
リバランスを年に2回することで、どういうポートフォリオになっているのか冷静に現状を見つめ直すことが可能です。
今、本来の比率よりも少なくなっているアセットは、相対的に見て割安です。
2020年12月現在では米国株は高値水準で、米国債権の価格は比例しておらず、相対的に見ると安いので、僕は今回のボーナスで米国トータル債権ETFのBNDを買い増ししました。
↓米国トータル債権ETFのBNDを自動積立できるSBI証券がオススメです。
僕もSBI証券で毎月米国ETFの積み立て投資しています。
自分なりに分析した上でスポットで、ガッツリ買いを入れることができて、インデックスファンドを積み立てていく地味な作業とは逆に投資の面白みを感じることがリバランスなのかもしれません。
最後に
まとめ
- リバランスはボーナス時期、年2回がオススメ
- 比率の高い資産を売るのではなく、低い資産を買い増ししよう
- リバランスの際に割安アセットを購入できるチャンス
当ブログは米国高配当株を買い進めて、ニートになれるぐらい金融資産を増やそうとしています。
シンプルにすべての資産を株の購入に充てるのが一番効率的です。
しかし、全資産を米国株式にしたとすると2020年3月のようなコロナショックで資産を急激に減らすことになったり、今購入している価格が長い目で見て高値づかみしている可能性だってあるのです。
そのために、アセットを振り分けておくことでリスク分散できると思っています。
ノーブレーキで米国株を買い続けている人を見ますが、僕にはそんなことできませんし、やりたいとも思いません。
株価が急落して、半値以下になった際の精神状態を考えるとデメリットがあまりに大きすぎるからです。
分散投資の重要性については2021年、もっと詳しい話ができればと思います。